円虹関連書籍
『私の俳句入門』
国光 六四三 著
文學の森発行/1000円
「芭蕉さん、こんにちは」「蕪村百句堂」「平明と流行―山田弘子の俳句」など十二編を収録した俳句鑑賞の本
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(メール)kunimitsu643@hotmail.co.jp
春の虹
早春の 虹を探しに 行きしまま
賞受賞、師匠で結社主宰であった母の急逝、これに伴う主宰継承など、ここまで激動の日々を過ごした。結社の作句信条である「自然を讃えること、日本語を磨くこと、伝統と現在性の調和」に根ざした一集。
2012年4月
(角川学芸出版)
定価2,800円(本体2,667円+税)
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月の雛
灯を消して 月の雛と しばらくを
月明かりのただ中にひっそりと座す作者。静寂な闇があたりをおおう。雛の目を見つめ作者の胸に去来するものは……。今となっては月の雛のみがそれを知る。
2005年から亡くなる直前の2010年1月までの442句を収録。山田弘子、最後の句集。
2010年7月
(ふらんす堂)
定価2,800円(本体2,667円+税) ご購入はこちら
「円心集」を読む
「円虹」誌編集長の吉村玲子が、招待作家と雑詠筆頭作家の作品を鑑賞するという本誌の連載企画。平成18年から4年間にわたる足跡を編んだ一冊。
2011年3月
定価2,000円(本体1,905円+税) ご購入はこちら
草 蝉
-山田弘子句集 - 在庫なし
平成11年から平成13年まで374句を収録。
ホトトギス伝統俳句の骨法に、無碍自在なる精神がダイナミックに息づく。
重い歳月の果てその境地を更に深めた第五句集。
<草蝉あとがきより>
平成12年に「春節」を出版しまして、早くも3年の月日が流れました。この3年は私にとりましてとても重い歳月でした。わが人生の伴侶を喪ったこと、長男の仕事の転機など決して安寧の日々ではありませんでした。
一方で昨年は兵庫県の文化賞という身に余る慶びもありました。ようやく取り戻した平穏の日々、句集を編む力のようなものが沸いてまいりました。もう躊躇して生きる年齢ではない。ひたすら前を向き自分の俳句を掘り下げていく他はないと思える日々です。
2003年3月
(ふらんす堂)
定価2,730円(本体2,600円+税) ご購入はこちら
夜光杯
-愛蔵文庫判自解句集 – 在庫なし
伝統に立脚しつつ新しい表現の可能性を追求する著者の、作句工房の秘密のすべて。恩師・家族・句友の横顔も愛情豊かな筆致で描いた好著。
<夜光杯あとがきより>
「俳句とは本来注釈を入れず読み手の鑑賞に委ねるべきかも知れません。しかし一句一句書き進むうちに、私自身が自らの生きざまと向き合っていることに気づきました。『夜光杯』は私自身の人生と俳句への姿勢を綴った書といえます。」
2002年11月
(梅里書房)
文庫判・布表紙上製本・函装
定価2,310円(本体2,200円+税) ご購入はこちら
春 節
山田弘子句集 日本伝統俳句協会叢書
山田弘子の第四句集。
<春節あとがきより>
この度の句集『春節』は平成8年から10年までの3年間と平成7年の半年のおよそ5000句の中から350句を選び出しました。一句一句その時々の自分に出会える大事な作品です。しかしまだまだ満足できる句はいかほどもありません。句集とはその時点での自分をすべて吐き出すものと考えています。全部投げ出し空っぽになってまた新たな自分を捜す一歩を踏み出して行きたいのです。
2000年3月
(日本伝統俳句協会)
定価1,779円(本体1,714円+税) ご購入はこちら
空ふたつ
俳句・俳景
33テーマによる俳句と随筆の楽しい競演
<空ふたつあとがきより>
『空ふたつ』は「わが窓の下に花火の空ふたつ」(平成4)より採った。六甲の三合目あたりに位置するわが家の書斎の窓は南に大阪湾を一望し、北に六甲山が迫っている。私はその窓を訪れる季節の消息に日々驚きながら過ごし、「窓」はそのまま私の大事な俳枕である。
1997年11月
(蝸牛社)
定価1,470円(本体1,400円+税) ご購入はこちら